ナツメ@破産百科です。
新しく何かを始めるときに時間が足りないことがあります。
1日は24時間しかないので何かを始めるには何かを止めないといけません。
しかし、今までの積み重ねが無駄になると思ってなかなか止められません。
今回はサンク・コストと機会費用の概念から止める技術を解説します。
止めることはストレスのある行為
なにか新しいことを始めるには
今までやってきたことを止める必要があります。
1日は24時間しかないので
何かを始めるには古いことを止めざる得ないのです。
今までやってきたことを止めるのはストレスがかかることです。
知識や経験といった積み重ねを放棄することになるからです。
例えば、ウェブデザインをやっていたのを止めるとすると、
デザインスキルを捨ててhtmlやcssの知識を捨てることになります。
その知識やスキルを得るのに使った時間や労力、お金などが全て無駄になるのです。
これでは、止めることに多大なストレスがかかるのも無理はありません。
私も止めるのに苦労した
私もこのような経験があります。
新しい商品を売ろうと企画を立てました。
しかし、自分の企画ではライバル商品に
オファーの強さで負けていることが判明しました。
セールスレターも時間をかけて書いたのですが、
到底売れない内容なのです。
多大な労力と時間を費やしましたが、
結局のところ販売中止にしました。
サンク・コスト効果
これがサンク・コスト効果という考え方です。
サンク・コストは経済学や金融の世界ではよく使われる言葉で、
「Sunk=沈んだ、回収不能の」 「Cost=費用」という意味です。
時間や労力、お金を投資して得たスキルや経験なのに、
それを放棄すると無駄になってしまいます。
しかし、サンク・コストに引きづられて、
将来得られるであろう利益を見誤ることがあります。
「もったいない」という思いで判断ミスをして
結果の出ないことをずっと続けることもあります。
機会費用
その一方で機会費用という概念もあります。
機会費用とは複数の選択肢があるときに、
ある選択を行うことで他に選択しなかったものの価値のことです。
例えば、Aを選んだときに選ばなかったBやCの利益はどうだったのか、ということです。
ここでサンク・コストに引きづられて同じことを選択し続けると、
他の選択肢は選べません。
そのとき選ばなかった他の選択肢の利益について考える必要があります。
もったいないという感情論抜きで他の選択肢の利益を冷静に判断すると
サンク・コストに引きづられずに合理的な決断が下せます。
サンク・コストに引きづられすぎると
それが「生き方」や「人生」となってしまいます。
譲れない価値観が形成されることもあります。
今一度、全ての選択肢をテーブルの上に並べて
それぞれの選択肢を比較検討してみることをオススメします。
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